なかなか全国足並みそろえて教育レベルの向上というわけにはいかないフィリピン政府。優秀な子供たちの英才教育のためにPHILIPPINE SCIENCE HIGH SCHOOL SYSTEM(PSHS)という国立の理系ハイスクールが全国に11カ所に設置されています。長い間北ルソンではイロコスのヴィガンにしかなく、バギオの秀才キッズの親たちは、さすがにハイスクール(といっても中学ですからね)から親元離れての寮生活には踏み切れず(すべてのPSHSには寮があります)、バギオ・シティ・ナショナル・ハイスクールのサイエンス・コースに通わせるのが常でした。ところが2年前にバギオにも新たにPSHSができ、バギオの高校入試を巡る状況は一変です。
PSHSができてから今までの2年間は、PSHSの秀才探しは、告知を新聞に載せる程度でしたが、今年から教育省が一斉に私立を含むすべての小学校に成績上位の生徒たちを強制的に試験を受けさせるシステムになりました。
とりあえず、10位以内に入っているキカちゃんも受験。各校からのものすごい数の優秀な生徒たちと一緒に共通入試です。上の二人のboysの時にはなかった経験です。
さて、その結果が発表になりました。
「試験どうだった?」
「算数以外はできた」
算数が大の苦手のキカちゃん。算数ができなければ、サイエンス系(理系)学校は受からないのよねえ。
というわけで、残念な結果です。
この全国一斉の試験。受験者数19925人で、合格者数1096人。合格率は5%です!きびしい!
しかも、学区別じゃなく、全国レベルで合格者を選ぶので、全国的に見た小学校のレベルがわかっちゃいます。バギオには私立小学校がたくさんあって、いったいどこがいいんだかさっぱりわからない感じでしたが、いい参考データになるかもです。
ちなみバギオでは、SPEDがとにかくすごい合格者数。さすがだ~~~!続いて歴史ある名門・SLUラボ。生徒数が多いですけど、やはり強いですね。外国人が多いような小さな学校ではSmall Worldが健闘。そのほか、Brent, Barkley、Phases、STEP、Family learning Center、Northledgeなどのお坊ちゃま、お嬢様学校も一人・二人ずつって感じで合格です。
キカの通うSt. Martin Schoolの同級生からも一人合格。合格した男の子はクラスで1番の生徒ではありませんが、やはり算数とサイエンスは得意の友達とのこと。
バギオ市内やベンゲット州の町の公立からも合格者がちらちら。でも、今回の私立の生徒も交えての一斉試験で、やはり小学校のレベルは私立のほうが上なのだなあということが明らかになってしまった感があります。
関心のある方は教育省の成績発表のサイトで。
http://www.pshs.edu.ph/nceresults.phpしかし、私立小学校に通っている合格者が、たとえ難関を突破したとしても、PSHSに通うかどうかははなはだ疑問ですが。すごいスパルタ教育らしいです。もちろん、生徒には学校から毎月お小遣いまで出るのですが、それでもね。
ちなみにこの学校、あくまでもフィリピン人のための学校で、将来のフィリピンを背負っていく人材育成が目的なので、フィリピン国籍を持っていない100%外国人は受けられないかもです。ご確認を!